梅雨の季節、オートバイになかなか乗れなくて鬱憤が溜まっている方も多いでしょう。オートバイで外出しないからといって貯金が貯まるわけでもない。バイクに乗らなければ乗らないでネットショッピングなどでついつい必要以上なものを買ってしまう。
社会全般が必要以上に裕福になり、満足できる生活レベルのボーダーラインは高くなるばかり。与えられるものをチョイスするだけの便利な世の中で、大袈裟ですがストイックさ、硬派(笑)、過酷さへの耐性もめっきり弱くなった現代に、雨の中レインウェアを着てまで出かける人も少なくなったと思います。
殊、雨の日でもバイクに乗っているというと、「どんなにバイク好きでも、雨の日まで無理して乗らなくてもいいんじゃない?」と、“レインウェアなど装備の面倒さ加減“というより我慢してまで乗らなくても、といった意見をSNSで述べる人をよく見かけます。バイク乗りは精神論でも根性でもなくて、それが当たり前の生活になっているからなんですけれどね!
さてそんな雨の日、SNSにかじりついて議論に熱中していませんか?ひまつぶしやストレス解消のつもりが、受信しきれない情報に押しつぶされて翻弄していませんか?
そんな時は、たまには、バイクの登場する映画や音楽を聴いたり観たりするのもいいかもしれません。
新型コロナウイルス禍で感染症の心配に加え、イライラして精神的にもバッドエナジーが重なると思わぬトラブル、事故、病気につながる。どうせカームダウンも兼ねて観るなら、聴くなら現代社会のギュウギュウな日常とは異にした、少し距離感のあるものが良いと思いますよ。今回おすすめしたいのは、このバイクは何でしょう?とか、やっぱりこんな世界を残すのもいいな!というような作品です。
一つ目はさらば青春の光 Quadropheniaでしょう。1973年The WHOというバンドのロックオペラを原作とした1979年のイギリス映画。筆者も20年以上前からVespaがある生活。振り返れば今も続く青春かな?
二つ目は彼のオートバイ、彼女の島、原作者の片岡義男氏の小説の映画化。筆者などは小説で夢を膨らませているところがまだまだ青いですが、映画版も80年代の香りで一杯です。登場するバイクはなんでしょう?
三つめは音楽というかレコードジャケット。番長シャロック by 梅宮辰夫、令和元年に他界された映画スターの故梅宮辰夫氏のジャケット写真にあるバイクは何でしょう?