教育ものネットTVである科学番組を見ていて驚いた。アマゾンの奥地に棲む「俗世間とは遮断された未開の部族」のドキュメンタリー映像。
番組では、同部族の居住エリア上空に連日ドローンを飛ばしたり隠しカメラを仕掛けたり・・・。
部族の方はドローンなど飛行物体を「悪魔の襲来」か「獲物」と思い!?・・若者がドローンに向かい槍や弓を飛ばしていた。・・・映像は「獲物」を必死に追いかける。
・・・「研究」というと何でも許されると思いがちだが、「どんな場面でも分別は必要」。未開の部族にも彼らの平穏な生活がある。彼らも真剣に生きているはずである。
わたしは画面に向かい、「君の家も、朝、昼、晩、連日連夜、毎日ドローンが飛来してきたらどんな感じ?」と問いかける。玄関先や行動する場所に「専用監視カメラ」があったらどう思うだろう?
YouTubeなども動画視聴を継続させるため、視聴者離れ防ぐためにどんどん過激映像になってくる。そのうち盛ったり、又、やらせをしなければ成り立たなくなることもあるだろう。
「視聴率や視聴者数」にとらわれること、科学・教育番組ではそれらの考えをなくして欲しい。
教育映像は「視聴者が見たくなるような(作品)ものではなく、視聴者が知識を求めてくる(ライブラリー)もの」だから、一見、つまらなくてもテーマをまとめることに意義がある。知識を求めていないものに向ける必要はないのだ。
・・・まあまあ・・そんなことを思っても、およそ9割の人たちには「馬耳東風」だろう。
自分の生活している文化がすべてではなく、「異文化の住人たちの生活や文化慣習を尊重しよう」といいたいところだが、結局は「馬耳東風」だろう・・。
蛙の面に水、暖簾に腕押し、糠に釘、馬の耳に念仏、同じような言葉は沢山あるが、その程度に「どうにもならない皮肉の言葉」なのかも。。
ただ、自分が正しいと思っていても、相手から見れば「悪魔や変質者」にみえる事もあるから少し奥行きに知能(想像力)を働かして欲しい。それが摩擦を解消できるあなたのインテリジェンス。