こんにちは!小西寛子です。ゴールデンウィークはバイク乗ってますか?わたしは引きこもりなので庭いじりや音楽制作をして過ごしています。
さて、チームベスパ(^_^)の私の回りはベスパだらけ。今日は、前回「PXなどのセルモータが回らないとき」の記事を書いてその後、それでも直らないという方もいらっしゃると言うことで、一つだけ私流のメンテナンスを「続き」としてここに書き残します。
しかし、全て自己責任になりますので、まねして壊れてしまってもわたしは関知しませんので参考までにどうぞ!
今回、知人の1年ぐらいセルが動かないP200でリペア材料にします。前回のブログ後「一度見てくれ」ということで「壊してもいいならw」という条件でセルフリペアに挑戦してみました(^_^)
PX200などはエンジン側のカバーを外すとフライホイールがカバーをかかった状態で存在します。そう、冷却フィンの付いたあれです。
そこにはカバーが付いていますのでカバーを外すと左の写真のようになります。左側に真鍮色のギアみたいなのがありますが、これがセルモータです。
現時点では引っ込んでいますが、セルボタンを押すと飛び出てフライホイールのギアに噛み合わさります。そして勢いよく回りエンジンがかかります。
左の写真は上の写真と何か違いますね?そうですセルモータのギアが飛び出た状態です。
*危険ですからここから先は自己責任です。
セルスイッチをおしてもリレーが「カチっ」としかいわず上の写真の状態のままの場合、勝手に動いて怪我をしないようエンジンキーを外し、手で先の部分を引っ張って観てください!
その時、2枚目の写真のように噛むようになれば直る可能性が高いです。
何回か押したり出したりして、そのうち出したままでブレーククリーンなどかけて回転部分やシャフトを洗浄します。
ブレーキクリーンなどが乾いたら写真のようにシャフトを引いたまま潤滑スプレーなどをセルのシャフトなどの回転部分かけてみて、戻してみたり引いてみたり何度か繰り返します。真鍮の輪の中も同様に掃除して潤滑スプレーをかけて、ブレークリーンなどで綺麗にします。そしてグリスなどを(隙間にはスプレーグリス)等を塗りまた動かしてみます。シャフトの先端はオイルが固まっていますので綺麗に落とせばスムーズに動きます。
シャフトが手で簡単に飛び出たり回ったりするようになったら全て元に戻します。
左はセルモータの分解図です。今度は車両の後ろ側からの作業になります。写真を掲載しませんので、図面を参考にします。
セルモーター本体をVESPAの後ろ側から観ると3本のプラスねじと10mm頭のボルトが付いています。一応シールされているので10mmボルトだけ外します。
この時内部が腐っていれば水が出てきます。
何もなければ(あくまでも私の場合)その穴から軽くドライ接点洗浄剤を吹き込み、その後接点復活剤、少しして軽くスプレーグリスなどを吹き込みます。
さて、ボルトを締めて、セルボタンを押してみましょう・・・?「カチ」・・ん?「カチゃ」・・「カチャン!」・・・「キュキュキュー」。最初は回りませんでしたが(失敗したかなと思った)2回目以降音が変わり、4回目にはエンジンかかりました(^_^)。一度切って、また「カチ」から始まり、何回か目には正常にスタートするようになりました。ここまで来れば普通にセルは回ります。
さて、どうですか?左の動画は修理後です。
1年以上諦めていたセルスタートは問題なくなりました。セルモータは直輸入で2万円+送料ぐらいで済むかも知れませんが、愛情で直る場合があります(^_^)交換も業者さんで簡単ですが、節約タイプの方は是非試してみてください。分解図見れば理屈はわかりますよね?
作業はくれぐれも自己責任で。ベスパは構造が古いですが、注油などこまめにしていれば摩耗がない限りしっかり動きますよ。あなたのベスパライフを・・・!といいつつ、私はスモールベスパ愛好者なので事務所のラージ以外、個人ではセルのないキックのベスパしかありません・・・チャンチャン!!
●CD買ってください(^_^)夏満載の1975、そして彼女のカブリオレ80S
1. 山手坂 (3:42) 2. こころの白い花 (3:36) 3. サンディロード (4:48) 4. 彼女のカブリオレ80S (3:28) 5. 未来のルーレット (4:22) 6. 赤いリボンの頃 (3:30) 7. 港のバラッド (4:47) 8. マイナーコードの恋 (4:16) 9. 23歳 (4:03) 10. 虹ヶ浜 (4:05) 11. サボテン (5:10)
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