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詞の世界、ココロの世界の「生活の糧」。

音楽で歌の詞を書く際に用いる言葉で詞の解釈を何処まで内側に広げるか・・・?たとえば「生活の糧」という言葉。文字的に雰囲気の近い故高田渡さんの歌「生活の柄」の話ではなくて(’−’*)「生活の糧」。

生活の〜の後の「糧」、これを辞書で調べてみると、一般的に「旅行に携行する食糧の他生きるのに必要なもの」の旨。音楽の「詞」は、日本語的にはココロの内側の表現として深い解釈に広げることも可能なので・・・「生き抜いていく上で必要なささえ」とも解することもできる。

 一般的に「糧ってなに?」と質問すると、答えとして普通に出てくるのはやはり「食糧」。では「生活の糧ってなに?」となると「仕事」と言う答えが多い。

生活の糧は仕事?・・・。これはとても現実的な解答、でも「糧」という言葉の意味には、筆者も思う・・・

(比喩的に) 生活、成長していく上で、滋養分、ささえとなるもの。また、精神的なささえ。

コトバンク

と言う部分がある・・・。生活のための精神的、活力的な『源』という気持ち(笑)にたどり着く。なるほど、(家族や家、平和な基礎)糧があるから結果「仕事」にも打ち込めるという構造もでき、その逆に仕事が安定していて精神的にも支えられているから生活もできる。とても日本的な言葉ですね!

さて、そもそもなんで糧の話をしたかというと、たとえば、それぞれの苦境や様々な環境を背負いつつ頑張っている人には色々な「糧」があると思うからである。・・音楽でそれ(糧)を歌う。メッセージだったり、時には皮肉だったり色々。他人の精神的な「糧」についても考えてみてほしいとおもったから。。

・・・大事なお子さんが不慮の事故で離れ、何年も我が子を探しひたすら待てるご両親の、源泉としての「糧」。

・・・社会から孤独になりそれでも、光を夢見て、頑張って毎日を生き抜くひとの、源泉としての「糧」はなに?

様々な「糧」がある。それはなんだろう?それぞれの源泉はなんだろう?「糧」、社会の出来事の中の「糧」かんがえて見て下さい。そうやって、何気ない、日常の音楽の中の詞の意味を考えて見ると面白いですよ!

筆者の糧

くじけない・・・(笑)これまで何十年間も頑張って声優、シンガーソングライターとして表現活動を続けています。中には私の生き方に呆れてる人もおられるだろうけれど、さてさて、こんな私の「生活の糧」はなんでしょう?。。。。ね。

音楽記事

小西寛子: 小西寛子(声優・シンガーソングライター・司会・執筆)1975年埼玉県川越市生まれ、その後湘南、神奈川県平塚市で育つ。幼少からフルートを学び、相模女子大短期学部で造形、その後中央大学法学部卒。まったり声など独自のオリジナル声NHKおじゃる丸、逮捕しちゃうぞ、ドクタースランプ、浦安鉄筋家族、すごいよ!!マサルさん、デジタルモンスター他多数のアニメ、ゲームからTVバラエティー、CMまで、主演や主要キャラクターとして多数出演。自ら企画全構成を担当する番組・産経デジタルのiRONNA小西寛子のセカンドオピニオンや執筆活動の他、法知識を生かしたコメンテイターとしてTV番組にも出演。道徳、教育、幼少期からのエクゼクティブスキル私塾。刑事告訴状起草から民事手続全般(仮処分〜執行・差押え)本人自ら手続きする豊富な知識。ま特技としてはアコースティックギターなどのレストア、趣味のオートバイレストアや修理・改造、トライアル、トライク(3輪オートバイ)からスノーモービルまで所有、乗り物をこよなく愛す。