トランプ ソーシャルメディアと真実を直視したいジレンマに陥る世界の民

トランプ ソーシャルメディアと真実を直視したいジレンマに陥る世界の民

 私たちは、地球という美しい惑星の中で、自然と共に生きています。雨が山をやさしく削り、火山が大地に新しい命を吹き込み、波が砂をそっとさらってゆく。そんな風に、自然はいつも静かに変化しながら、新しい景色を生み出しています。

 人間社会もまた、この大きな流れの中にあります。私たちは高くそびえるビルや積み上げた富、大切なものを守りたい気持ちを抱えながら生きています。でも、時にそれが自然のリズムと合わなくなった時、混乱や悲しみが私たちを襲うことがあります。

 最近、私たちが深く心を痛める問題があります。アメリカのエプスタイン事件をはじめ、小児性愛のような異常なもの、麻薬、お金への執着、分断や争いといった、人間だけが抱えてしまった深刻な闇です。これらは人類普遍の道徳から逸脱した行為であり、決して許されるものではありません。アメリカの例ですが、彼の国民はトランプ大統領に多くの人々が期待を寄せたのも、このような闇を一掃してくれるのではないかという願いからでしょう。

 俯瞰、宇宙的な視点から見ると、私たちは今、「本当にやり直す」ための大切な時を迎えているのかもしれません。わたしたちの国、日本も戦後80年という節目。破壊という言葉は怖く聞こえるかもしれませんが、本当はそれが新しい芽吹きや再生への始まりとなることがあります。まるで自然が大地をリフォームするように、時には厳しい罰のようなリセットが必要になることもあるのです。

 今、私たちが求めるのは「忘れること」ではなく、真実を勇気をもって直視し、深く反省することではないでしょうか。トランプ大統領のソーシャルメディアでの発言にはエプスタインの問題は忘れろ!とあって、世界中の方が驚いたとおもいます。彼を深く信じた多くの人々の想いも、まさにそこにあるのだと思います。一人ひとりが心の内側を見つめ、本来持っているやさしさや正義感を取り戻すことで、人類は宇宙の調和に戻ることができるのです。

 自然が新しい大地を創り出すように、私たち人間もまた、心の浄化を経て新しい時代を迎えることができます。さあ、静かな希望を胸に、一緒に新たな一歩を踏み出しましょう。それが希望を叶える「人間のチカラ」です。

●「戦後80年の日本の日本の夏を歌う」8月1日発売、小西寛子「遥カノ島」