LITTLE CURE 2025 大研究!New Album Retro vibes 199X 好評発売中
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LITTLE CURE 2025 大研究!New Album Retro vibes 199X 好評発売中

LITTLE CURE(リトルキュア)は日本のテクノポップ・ユニット。2025現在のメンバーは共同Producerに Hiroko Konishi(小西寛子)を軸にLyra KnoxPinkeeBear他のプロジェクトによって構成。

結成と初期活動

 元々は、レーベルに関係するスタジオエンジニア、ミュージシャン、作曲家、プロデューサーなど、音楽業界関係者を中心に 裏方ロックバンド「Little Bitch」 として活動を開始。1999年、当時の取引のあった音楽出版社やテレビ局などから「放送できないバンドネームの可能性」を指摘され、「LITTLE CURE™」へ改名。1999年後半、本業の関係でサブギター、ベースが離脱。2000年5月には歌・ドラム・ギター・ベース・キーボード他の構成でEP 『SILVER ETUDE』 を完成。その後、幅広い音楽ジャンルに対応するため、ギター・ドラムがサブに回り、作詞・作曲兼ミュージシャンのNAOMI、Hiroko (小西寛子)、ボーカリストYuki がメインに立ち、2000年の第二弾EP 『Bit of Love』 から本格的に「LITTLE CURE」として再編成。

音楽性の変遷

 第二期初期(1999〜2000年):ユーロダンスを中心としたポップ・ミュージックを作詞・作曲・演奏。2001年以降:初期ボーカルのStephanie(in Japan)、第二期ボーカルのDebra(in Ireland, UK)など、外国人女性メンバーを加え、70年代クラシックロック、フォークロック、サイケデリックロックへシフト。Ireland国内だけでは無くUKバーミンガムにあったミュージックアンリミテッドなどのオフィスと音楽活動をしていた。この頃から小西寛子はギターを担当、NAOMIはドラムへ転向。ベースと加えて4人編成に。活動ベースは本格的に UK & Ireland になり海外展開をしていたが、その後、小西ら数名はギグメインで活動していたいつもりで現地に残る意向を示したが、メンバー構成の関係で最終的に拠点を日本へ戻した。

LITTLE CUREの隠れたルーツ ~90年代末、テクノに忍び込んだ「乙女のメロディ」革命~

 1997年、90年代のクラブのフロアはユーロビートの爆音で揺れていました。あの熱狂の渦中、プロデューサーは「テクノに、もっとメロディを。物語を。芸術じゃなくても、乙女チックな世界観を加えてみたい」。そう呟いたのが、LITTLE CUREの原点。BEMANI関連のSuperMIXなどのアルバム生み出し、EMIで小西寛子の『NOVELETTE』をプロデュースしていた『LITTLE CUREの前身スタッフとメンバー』は、長年のDJを含むダンスミュージックの猛者たち。でも、当時まだ珍しかった「メロディを乗せたテクノ」に、果敢に飛び込んだ。

意外な火付け役:あのCMソングが運命を変えた

 「なんでそんなスタイルに?」と当時の小西がプロデューサーに尋ねると、彼は目を細めて語り出す。「芸術的、というよりもアーティスティックな乙女の世界観が、昔から大好きでね」。そのルーツは、1987年の丸井(現・マルイ)の「赤いカード」CM曲、EVE(元アップルズ)の『Tra-La-La ~恋の呪文~』に遡る。近田春夫が手掛けたこのキュートなポップチューン。恋の魔法のような世界観が、硬派なテクノに溶け込むヒントになったという。姉妹コーラスが織りなすレトロな甘酸っぱさは、今聴くと、タイムスリップしたくなる一曲。

ユーロビート旋風の隙間を縫って、新風を吹き込む

 AVEXのユーロビートブームが頂点に達していた頃、長年DJもこなしてきたプロデューサーは、尖ったサウンドの先へ視線を移す。「日本語でテクノを歌うなんて、至難の業だけど、やってみたい」。そんな野心が結実したのが、小西寛子の『NOVELETTE』。 1999年リリースのこの作品は、ちょっと背伸びした実験室。韻を踏む日本語の壁にぶつかりながらも、後年AQUAのような英語圏アーティストのヒットを見て、「英語でトライしとけば…」と苦笑いするほど。

 だが、この精神がLITTLE CUREのDNAになった。そして、運命のヒット曲『bit of love』。コナミのBEMANIシリーズ『pop’n music 3』に抜擢されたこのナンバーは、雰囲気は一変したけど、「メロディックなテクノ」の幕開けを告げました。 ジャンル分けに頭を悩ませ、最終的に「ユーロダンス」と括られたけど、要は新境地。コナミのバックアップなしでは、こんな革新は生まれなかったとおもいます。1999年に結成されたLITTLE CUREは、そこからユーロダンス基調でPop’n シリーズに曲を供給し、ゲームミュージックの風景を塗り替えた。

残された爪痕:あの挑戦が今も響く理由

 結局のところ、LITTLE CUREは「切なさ×メロディ×物語×ダンス」の化学反応で、誰も真似できない一手を打った。ユーロビートの影で静かに育ったのに、それがBEMANIの多様性を花開かせた部分もあったと当時の海外のレビューには多く書かれていた。さあ、プレイリストに『bit of love』を忍ばせて、90年代の風を感じてみませんか? きっと、君の日常に小さな魔法が起きますよ。

実績と提供作品

 コナミミュージックエンタテインメント(当時)の音楽シミュレーションゲーム『pop’n music』および『pop’n stage』シリーズに複数の楽曲を提供。代表的な収録曲は「bit of love」「full moon」「LET ME FEEL SO HIGH」など。 メンバーの一部は、LITTLE CURE結成前から『beatmania SuperMIX』などBEMANIシリーズ楽曲のプロデュースにも参加していた。

1999年12月 NAOMI,HIROKO+DJでJR名古屋駅前ミレニアムカウントダウン総合司会
2000年5月 1st EP『SILVER E・TUDE』(COCA-15360)を発売。 
2000年7月 EP『bit of love / full moon / LET ME FEEL SO HIGH / P3』(COCA-15367)をリリース。 両作品はオリコンチャートにランクイン。 楽曲は、テレビ番組タイアップ(テレビ東京系『ゲームEX)『おじゃまクッキング』エンディングテーマなど)やJoysoundなどのカラオケ配信でも使用され、
当時の国内テクノポップシーンの一翼を担った。 Leo into the Universeは(テレビ東京『テクノ探偵団』エンディング・テーマ)
2000年8月9日〜、テレビ東京系列『音楽的流行』で「bit of love」が取り上げられた。
2000年8月 新宿ALTA前特設ステージ等、LIVEなどに精力的に活動その後年末に一時活動休止、
2002年3月 IRELAND Dublin4にオフィス移転、海外ギグ活動スタート。トリビアとしてプレミアリーグウルヴズ昇格のイベントで演奏する予定だったがフーリガ
ン暴動で中止、以降2025迄は「こにしひろこ★ばんど」などとして2025年現在まで小西寛子のレコーディングやライブサポート活動しながら並行 
して長期にわたりLITTLE CURE本来のダンスアルバムを製作。
2025年10月26日、Retro vibes 199X発売、iTunes Storeチャート 初登場総合95位、エレクトロニック1位、翌27日総合チャート22位、Amazon エレクトロニック・ダンス4位

代表作・ディスコグラフィ

SILVER ETUDE 発売日:2000年5月20日 COCA-15360

SILVER E・TUDE
  • SILVER E・TUDE TX系「ゲームEX」「おじゃまクッキング」ED 
  • Fall in with all
  • No,no,Tension TX系「TVあっぷる」ED
  • Dear Natary
  • SILVER E・TUDE(non vocal edit)
  • Fall in with all(non vocal edit)

bit of love 発売日:2000年7月20日 COCA-15367

bit of love - LITTLE CURE


  ・ bit of love (full ver.) Pop’n music
  ・ full moon (full ver.) Pop’n Stage
  ・ LET ME FEEL SO HIGH (full ver.) Pop’n music
  ・ Leo into the Universe(テレビ東京『テクノ探偵団』エンディングテーマ)
  ・ P3 (Arcade Super Mix 2000) 

Retro Vibes 199X 発売日:2025年10月26日 DSQI-25126

  • Born Under the Sky
  • Her Sweet Cabriolet
  • My23
  • Ka-leo of the Wind
  • With My Magic
  • Dance for You
  • By the Light
  • My 1992 Story(Bonus Track)

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