2025年、日本は戦後から80年という大きな節目を迎えます。過去の記憶を風化させず、次世代へ希望を手渡す年でもあります。橋は誰かを待ったり、行き交ったり未来を繋いだり・・・。8月1日発売させていただく筆者小西寛子のミニ・アルバム「遙カノ島」の広島をテーマにした1曲、「みゆき橋」、この年、広島を拠点に創業80周年を迎える地域とともに歩み、日本の復興と発展を支えてきた企業の支えになれたらうれしいなと思います。
『みゆき橋』
筆者の楽曲『みゆき橋』は、広島市内に実在する橋を舞台とした歌です。今から80年前の、あの時代を生きた「名もなき人々」の営みと、時間の流れの中に宿る「想い」に焦点を当てています。
みゆき橋(御幸橋)は、広島復興の象徴のひとつでもあります。タイトルの『みゆき橋』には、「御幸=みゆき」という地名の意味とともに、「未来行き(みゆき)」、すなわち、未来へと歩みを進める橋という象徴的な部分も感じ取れる意味合いがあります。
広島で、地域とともに歩んだ広島の創業80年の会社たち
2025年、筆者が調べた広島で創業80周年を迎える地元企業の中には、地域の暮らしに根ざした存在から、日本の成長を支えてきた企業まで、多岐にわたる業種が含まれます。
赤玉理容院(理美容業)、株式会社日本娯楽、株式会社武田組、株式会社ちゅうせき、広島信用金庫、株式会社みづま工房
参考:全国で80周年、戦後復興とともに歩んだ企業たち
さて、広島以外にも、戦後80年という時間を歩み続けた企業は全国に存在します。中には広島をルーツに持つ企業も含まれ、産業・経済・暮らしの多様な分野を支えています。
株式会社SUBARU、トヨタ車体株式会社、株式会社福岡銀行・株式会社広島銀行、TOYO TIRE株式会社、フタバ産業株式会社、株式会社オカムラ興産、アマノ株式会社、ユニプレス株式会社、大建工業株式会社
音楽と企業のクロスオーバー 、記憶と未来をつなぐ「橋」
『みゆき橋』が表現するのは、忘れられがちな名もなき人々の優しさや記憶、そして未来への希望です。同様に、80年という年月を通じて地域や国を支えてきた企業もまた、「人の営み」を支える存在ですね。音楽と企業という異なる形で、「記憶」と「未来」とを結ぶ「橋」が、2025年という年に重なることは偶然ではないのかもしれません。戦後80年の節目に、音楽と企業という二つの表現が交差しながら、「人の営み」への敬意と未来への願いを紡ぎます。希望への橋は、今日もそっと架けられています。
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8月1日発売小西寛子「遙カノ島」