製作中のフォークアルバム『The Light You Left Behind』から、1曲目となる「Like a White Flower」をシングルとして発売しました。さらに今月は、2曲目「Daisy in the Wind」**のセッションレコーディングも進めています。
私が目指しているのは、何かを足して作り込む音楽ではありません。飾りを重ねるのではなく、その瞬間にしか生まれない息づかいや空気感まで含めて刻む、生の音楽です。それは、人間の自然な表現そのものだと思っています。

iTunes Storeフォークチャートでも好評のスタート
発売した「Like a White Flower」は、ありがたいことに好評なスタートとなりました。iTunes Storeのフォークチャートでは、発売直後からフォークソング1位という反響もいただいています。
華やかな演出や商業的な設計よりも、曲そのものが静かに届き、聴いてくださる方の心の中で少しずつ広がっていく。そんな作品の力が、ゆっくりと伝わり始めていることを感じています。
「Like a White Flower」に込めた想い
「Like a White Flower」は、白い花のように心の中に咲き続ける大切な想いを、静かに、そして深く歌い上げた弾き語り作品です。
作詞・作曲・演奏はすべて私自身によるものです。アナログ録音ならではの息づかい、指先の揺れ、空気の温度までもが、そのまま作品の中に刻まれています。過ぎ去った日々への憧れ、戻ることのできない時間への切なさ、そして失われてもなお心に残り続ける愛。そうした感情が、独特の詞の世界と繊細なメロディの中で、まるで白い花が静かに咲くように広がっていきます。
声優としての表現力と、透明感のある声
これまで数々の役を演じてきた声優としての表現力と、不思議な透明感をたたえた声が重なることで、この曲は単なる歌ではなく、ひとつの物語のような余韻を残します。
港の見える丘、雲に照らされた空、遠く響く汽笛。そうした情景の中に、記憶と祈り、そして「愛だけが残る」という静かな真実が浮かび上がってきます。
新曲「Daisy in the Wind」も今月セッションレコーディング中
続いて、アルバム2曲目となる「Daisy in the Wind」のセッションレコーディングも今月進めています。
こちらもまた、派手な装飾ではなく、ギターと声、そして演奏のその瞬間に宿る気配を大切にしながら作っています。良いテイクが録れたら、その瞬間の空気ごと残していきたいと思っています。
インディペンデントだからこそできる自由な表現
何も足さないこと。
それは、何もないという意味ではありません。
余計なものを取り去った先にしか現れない、人の心そのものの響きがあります。作詞、作曲、演奏、録音、表現の方向性まで、自分で決めて進めていけるからこそ、守れる音があります。
インディペンデントの良さは、自由であることです。
小西寛子の生の音楽は、その静かな強さで、今の時代にあらためて問いかけていきます。

