【公式手記】小西寛子「NHKとの契約不存在と声優降板の真実2 ─ 『おじゃる丸』音声無断使用を巡る告発その後」

【公式手記】小西寛子「NHKとの契約不存在と声優降板の真実2 ─ 『おじゃる丸』音声無断使用を巡る告発その後」

 私は声優・シンガーソングライターの小西寛子です。NHKとの契約を巡る重大な問題を、本公式ブログを通じて度々皆さんにお伝えさせていただきます。本稿は、以前産経デジタルさんで書かせていただいた手記「元おじゃる丸声優、小西寛子手記「私を降板させたNHKに告ぐ」に関連する手記になります。

 ご存じの方の多いでしょうが、私がアニメ番組『おじゃる丸』でのキャラクターグッズ等でNHKがした音声無断使用の件で、警視庁渋谷警察署に刑事告訴した際にも、その前の直接の面会にもNHKは私との契約書を提示できず、真実を隠そうとしました。

 他にも、知人の関連が被害を受け、事情を知り得た横領(他金品要求や優越的地位の濫用)等の不正を隠蔽し、いまだ総務省や政府などの国に守られているからか強気な姿勢を見せているようですが、私には通用しません。この手記で、以前、渋谷警察署と警視庁の捜査結果も含め、それらを基に、真実を明らかにします。

契約書の不存在、渋谷警察署と警視庁の捜査

 私が以前NHKを告訴した際、渋谷警察署が所轄警察署として対応し、警視庁からも担当者が捜査に加わった。テレビ番組や記事などでご存じの方もいらっしゃると思いますが、その過程で、警察から(グッズ等で)「NHKとの契約書に小西寛子の署名が存在しない」と明確に伝えられた。

 これは公式な捜査機関による事実確認であり、私にとって決定的な証拠です。NHKはNHK記者クラブなどを通じJ-CASTニュースなどの媒体を使い、これまで「そんな事実はなかった」などと主張していましたが、その刑事告訴後、NHKはメディアで反論等、一切否定していません。

 皆さんは、未だ各紙の記事などを根拠に言い分が私とNHKの間で平行線のように錯誤しているようですが、ぜひ、もう一度事実を整理して考えてみてください。NHKは刑事告訴後、反論は一切ありません。NHKは日刊スポーツなどのデスクに電話をかけ記事についてクレームを付けたり、権利濫用も甚だしいものでした(電話録音音声あり)

 重要な点として、NHKは、『おじゃる丸』の音声を含む私の録音に関して、契約書を今も提示できていません。契約書がない以上、NHKが私の声をグッズや新たな声優の模倣に使用した行為に、正当な根拠は存在しません。民法では口頭契約も有効な場合があるが、音声の使用範囲や権利譲渡について明確な合意がなければ、私のような著作者に有利に働くのが通説です。

 本件では、NHKが私の声を無断で利用した事実は極めて重大な問題ですが、それ以上にみなさん誤解されている部分として、NHKは私に対して、降板を求める際に5歳のおじゃる丸から変わるので「少し成長した声に変えたい」という申し出を受けました。

「声変わり」の嘘と一方的な降板

 NHKは私に「声のイメージを変える」と通知し、『おじゃる丸』での降板を求めてきた。この方針はNHK広報にも掲載され、私の意見も不在で「おじゃる丸交代を朝日新聞に掲載」するという悪質なメディア手法をとりました。当然「声が変わる」という内容で告知されていました。

 たが、約束された「声変わり」は実現せず、模倣で声を真似るなどして続けるなど完全な嘘でした。この結果、私は自分の唯一無二の声を使ったビジネス機会を奪われました。子供の声が得意な私の声質と癖。私は存命であり、健康上の理由で辞めたわけではない。声優交代の議論では、病気や引退が前提となるが、私のケースは全く違う。NHKの一方的な降板と「声変わり」の約束違反は、私にとって明確な不利益です。これは声優業界における不当な扱いの最たる例であります。

横領と隠蔽、NHKの強気な姿勢と私の決意

 私はツイートに証拠を掲載していますが、NHKは横領や不正を隠蔽し、国に守られている立場を利用して強気な態度を崩さない。私はご存じのように調査ジャーナリストとしても活動し、NHKの不正も追及してきましたが、彼らの姿勢は私には通用しない。まず私の声は私の財産であり、『おじゃる丸』での無断使用を含め、それを不当に使われ、キャリアに傷をつけられたことは許されないものと思います。NHKがどれだけ強気でも、私は真実を明らかにし、権利を守るためにいつまでも闘うつもりです。

声の権利とビジネスの喪失

 NHKの対応により、私は自分の声を使ったビジネスができなくなりました。皆さんの中には、NHKを擁護する人もいるかもしれないです。でも、考えてほしい。NHKが約束した「声変わり」が嘘だったことも。『おじゃる丸』の音声が無断で使われたこと、そして私が自分の声で仕事ができなくなったことを。これは単なる声優交代ではなく、私の声の権利を巡る重大な問題です。

ずっとNHKの反証がない現状

 NHKは私の主張に対し、今の今まで明確な反証を一切提示できていない。渋谷警察署が告訴を受理し、警視庁の担当者も捜査に関与した。この事実が、私の訴える問題の重さを裏付けている。私はこの手記を通じて、契約の透明性や声優の権利保護について、皆さんに考えてほしい。私の声と権利を守るため、そして同じような被害を防ぐため、この問題を広く知ってほしい。

 昨今、参議院選もちかい、以前私の事情をツイートしてもらった議員も選挙だそうで、是非思いだして追究に加わって欲しい。

小西寛子

●「戦後80年の日本の日本の夏を歌う」8月1日発売、小西寛子「遥カノ島」

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