(写真、田辺晋太郎氏の発言によるSNS炎上に対応するヤマサ醤油ウェブサイト)
「はーい、正義を振りかざす皆さんの願いが叶いました、良かったですねー!」
過去の雑誌に掲載されたいじめ記事の内容が、障がい者に対する悪辣ないじめと批判された小山田圭吾氏(52)、オリンピックでの楽曲提供辞退発表の後、従兄弟で肉マイスターや音楽関係者として活動する田辺晋太郎氏(42)(@tanabeshintaro 20日現在アカウントは削除)が、小山田氏の辞退に水を差す“逆ギレ”とも思える常軌を逸したツイートをした。
氏は小山田氏の従兄弟という近しい関係から、小山田氏自身にもマイナスなイメージを与えるなどの更なる炎上を起こし、その火が以前田辺晋太郎氏が監修をしていた「商品」にまで飛んだ結果、商品メーカーであるヤマサ醤油までもが必要のない謝罪を強いられた。
ヤマサ醤油と田辺晋太郎氏との契約は既に終了していたが、同氏が登場する商品のコンテンツはヤマサのウェブサイト上に残っていたことでSNSユーザーなどが炎上し、もはや関係ないヤマサ醤油が「ご不快な思いやご懸念を抱かせてしまったことにお詫び申し上げます」と、公式サイト等で謝罪をした。
ネット炎上による企業イメージの毀損は「バイト・テロ」などを含めるとかなりの数に及ぶが、今回のように既に当事者関係も商品も消滅(リニューアル)しているのに、契約終了した商品にまで影響を及ぼしてしまったのはもはや災難としかいいようがない。
筆者は、この田辺氏が問題発言を行った頃から確認しており、飛び火がツイッターなどでトレンドにもなってしまっているのも目の当たりにした。本件は、ヤマサ醤油側としてはもらい事故の様なものであるが、日頃から「ネット中傷被害の撲滅を啓蒙」している筆者としてはメディアの責務として、ヤマサ醤油さんの許可を得て経緯ツイートの掲載をさせてもらった。
尚、ヤマサ醤油ウェブサイト上でもニュースリリースはされているので、確認されたい。
商品広告にタレント等を起用する場合、何か起きた時の対応は早いほうが良いし、そもそも起用前に代理店などがキチンと身体検査をしなければならない時代かも知れない。これもリスクマネジメントのひとつであろう。
せっかく小山田氏が形だけでも収拾をはかったのに、田辺氏はひっくり返した上さらに回りを巻き込んだわけですね。