高校生の頃から業界に入り、声優やテレビ番組に出たり歌を歌ったりしてきた。基本的にこれがメインの職業で、すでに26〜7年?になろうとしている。
主役をやったりして華やぐのはいつも短いが、自分自身媚びたりして仕事をもらうような器用さがないので、基本的にテレビなどの業界では珍しく『職人』のような感覚だからあまりちやほやされない。
大学を入学し直し法律の大学に進む前には、短大で造形をやっていて、当時、声優・俳優などをやめて実務にいけばそのまま建築士の資格が習得できた。大工さん用語や構造などはいまでも覚えている。
造形だから当然実技もあり木工などは普通にこなす。興味があれば、もう一つの事務所ブログには、古いマーチンギターD-41前期モデルなどの完全解体修理や、同D-45のトップ板張り替え、ビンテージレスポールなどのつまみの欠損修正まで、ネック取り替えから膠を使った組み立て、バイオリンの修復など様々なものをアップしてあります。
今から10年以上前からか、今ほどリペア・ギター工房など少ない時期に、知人から壊してもいいから(笑)と頼まれ、趣味の木工のついでにスチームやアイロンなどを使ってネックなどを修正してあげた事からはじまり、一時は神田の大手ギターショップなどに並んでいるギターもいくつか修理した。
ネックが折れ、丁寧に直しても、工房リペアされたものはよく見れば大抵わかるけれど、わたしの修理したものは多分、余程のことがないとネックが折れていたことがわからないと思う。もちろん詐欺などがあったらいやなので、知人でも「転売用では無い」などの承諾書をいただいて修理している。
ゲームでは男の娘などを演じてるが、基本は女性なので女性的な仕事をするんですよ(笑)
余談、凄く長くなってしまったが(私の事知らない方のためにとおもってくださいw)、先日知人から修理をたのまれたビンテージのエレキギター、60年代のものとなるとそうオリジナル部品は無い。ましてはそれぐらいの年代になると、ちょっとしたバーツでも何万円もする。だけど、過去のビンテージレスポールのノブのリペアツイートをみて覚えていた知人が、「往年のバンドで使用されていたもので、年齢でひけなくなる最後ぐらいは元通りに」ということでしぶしぶお受けした。プレーヤーも職人なので、道具を大切にしたいのだろうね。
アバウトに型を作って、抜いて、綺麗に磨いてそれをまた型にするんです。同じ素材がないので、結構大変。しかもサンドイッチのような構造なのでこれまた大変。写真は型を削っているところです。機械を使わず丁寧に。そうそう最初の造形で、気にいらなかったので、課題の木工、1年近くやすりをかけていた思いでがあります。友人らには笑われましたが。
まあそれぐらい集中し、熱中し、没頭できるのは「役に集中できたり、台本を体にいれたり」することにつながるから、役者(声優)としてはよかったのかな?と都合の良い方に考えています。