有権者の心を動かすのは話題性じゃない!「中身がない、やましい」何のこと?政治家のこと!

(写真:東京都広報7月号表紙上部(C)独立行政法人日本スポーツ振興センター)

 271人が立候補した7月4日の東京都議会議員選挙(定数127)は即日投開票が行われた。無投票当選の小平市(定数2)選挙区をのぞき、41選挙区125議席を争うといった国内最大都市らしい比較的規模の大きい重要な選挙であった。

 コロナ禍でもあり、注目されたオリンピック開催関連の問題を含んだこの選挙。注目されていた自民、公明両党での過半数の64議席獲得にはならなかったものの、自民党は33議席獲得し都議会第1党になり、小池百合子知事が特別顧問を務める都民ファーストの会は議席を失い31議席(改選前46)で第2党に後退した。

 この都議選、発表によると確定投票率42.39%であったが過去2番目の低さ。これは1997年の40.80%に続くものである。振り返れば1997年の政治といえばかなり混沌としていた時期である。

 1997年、40パーセント台過去最低の時期を振り返ってみると、当時の国政は1994年に発足した自社さ連立政権の村山内閣で通産大臣、後に副総理を兼務し村山首相退陣に伴い内閣総理大臣に就任した故 橋本龍太郎氏が当時内閣総理大臣であった。ちなみに米国はクリントン政権。

 思い起こせば国内政治が入れ替わり立ち替わりする中で、1997年は東京都議選の投票率もワースト1位を記録したのは、一般人がわかりにくい政治を判断出来ないから(投票して後悔したくない)かもしれない。

 さて、この1997年は、トヨタ自動車のプリウスが発売になったりした年であり、政治だけで無く社会生活も含めて大きく環境の変化はあった。

 余談になるが、この時代にあったことというと、司法の世界では政教分離が争点となった訴訟、最高裁判所大法廷が愛媛県靖国神社玉串料訴訟で最高裁判所が初の違憲判決を出した。そして、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤に死刑判決(後、2008年6月に死刑執行された)。

 他にも神戸連続児童殺傷事件(14歳の少年犯罪)などの少年凶悪犯罪発生(社会問題化)や、連続ピストル射殺事件の死刑囚で、永山則夫元死刑囚が死刑執行された年でもある。

 また、国民の常識と政治の乖離も思い出すが、第2次橋本改造内閣発足で注目されたロッキード事件で有罪が確定した佐藤孝行氏が総務庁長官で初入閣し、世論の批判で辞任したというエピソードである。

 現在こそ不寛容な時代と言われているが、この時代にそういったSNS文化があったと想像してみたらどうか?

 さて、東京都議選の定数127のなかで、注目だったのは公明党である。今回、改選前と同じ候補者23人を擁立し、党の目標としていた全員が当選を果たした。聞く所によると公明は東京都議選を最重要選挙の一つと位置付けているという。調べてみるとこの都議選では1993年からは過去8回連続で議席を保ったことになる。

 ところで、TwitterなどSNSでは、公明党の石井幹事長が都議選の勝利に関し、テレビ・インタビューをうけるなかで、支持者である宗教団体(創価学会)に対し、当選のお礼をテレビで伝えたことへの批判がトレンドになった。

 筆者も、投票率が低ければ特に組織票や団体票が強くなる傾向は否定できないと思う。そういった批判があるなかでも、たとえ数人でも勝利へ結びつけ当選させた各政党の熱心な支持者らはそれぞれ努力の結果であると率直に思う。

 この公明党の当選者たちの中にタレントや面白そうな候補者でもいるのだろうか?・・・否。筆者が公明新聞なるものを見た時かなり驚いた。全ての候補者の写真の口は開き何かを叫んでいるよう。

 皆一様に鬼の形相だ。こんな怖い顔で並ぶ写真に筆者は少し引いてしまうが、熱心な支持者にとっては真剣勝負に写ると思われる。

 バカな姿をさらして有名であれば良い、面白ければ良いなどという人気や話題性だけの政治はいらない。都民ファーストでも、自民党でも公明党でも、立憲民主党でも共産党でも良い。筆者が求めているのは真面目な政治家でまっとうな言論である。

 SNSより、もっと草の根で有権者にふれないと、次回の国政選挙はやはり同じ様な結果になるだろう。そこに1000人いたら何日かかっても1000人の話をきいてみるのも良いと思う。

 ちなみに筆者はどこの政党にも所属もしていないし、まっさらな無党派層の一人だ。メディアのなかにいて異色かもしれないが、筆者が取材などで受け取る印象は一般家庭のそれと遜色ない。

 「無駄遣いはやめろ!」とか、フレーズだけで具体的な中身の全く見えないモード系政治では国民の足を投票所に向かわせることは出来ないだろう。

 有権者の心を掴む(動かす)のは話題性じゃない。求む!国民が理解できる政治のリーダー!要するに、丁寧に自分達の主張する戦略を説明しろ!という感じである。国家機密や外交は別だが説明が無ければ「中身がないか、やましい」ことに尽きる。

 そういった説明を実行される人がいれば筆者と同じ様な無党派層の獲得につながると思う。筆者がSNSもやらないような一般の家庭やご年配などの方々などの考えと近いことは間違いないことだ!

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