端くれとして何十年も音楽製作の現場にかかわりつつも、エンジニアスクールとかには一度も通ったことのない筆者。以外とレコーディングの業界用語を知らなかったりする。
これまでお世話になったプロの方々は皆私の大先輩ばかりで「ドンカマ」(ドンカマチック DONCA MATIC )とかいう言葉も二十数年以上前スタジオで覚えた言葉。
わたしのようなインターネッツ老人会的には、先人から授かったドンカマ知識も説明したいけれど、ググれば色々出てくるし(読んでいると、ほとんど現場を知らないんじゃないか?と思うのも多いけど)、そういった音楽ブログなどへの突っ込みのために取っておきたい(意地悪w)
さて、そんな音楽録音でリズム(タイム)を合わせる標準の音「クリック」も、未だに私の現場では「カマが小さいから上げて」とか言っています☺️
「空気録音???」オーディオ音楽用語?最近ネットで目にした空気録音という表現
記事を目にしたとき、最初は「なんだ?空気録音?」と思っていたけれど、よく考えると音楽レコーディングの世界ではでは常に空気録音だなw・・例えばこれ
わたしはDI(例:録音機器にギターなどを直接録音して、ソフトウェアなどでエフェクト処理をしたりする方式)とか使用しないので、エレキもアコギも直接マイクで音を拾う(CDアルバム1975の音)。
自分で弾いて歌って録音してる「CD」、シンガーソングライターとしては、聴いてもらっているみなさんに「自分の作った歌や演奏、自分の息づかいをお届けしたい」
・・・ネタを正直に出す寿司店のようなものだと思っています。
アンプから出る音、「自分の息づかい、伝えたいことがそのままアンプから出てくる」・・・ビブラートもあるし強弱も堅さも緩さもある。勿論、甘さや正確さも色々・・・。
歌、演奏が空気を伝わり、それを録音。
エレキギターはピックアップというマイクで弦振動を拾う構造だけれど、その振動の行方はとても大事。私が最近レコーディングでよく使っているギターはモズライトというベンチャーズで有名なギターとFender USAの62 JAGUARです。特に感情を表現したいときに「いなたい音」が出るジャガーは最高なんですが、色々癖があるんです。
60’sなどの往年のサーフィンサウンドや、ロックンロールで62ジャガーの「ギラギラ、プリっと」した音、皆さん一度は聞いたことあると思います。
メイン写真はジャガーですが、ブリッジはブラスを使っています。プレートも削ってあります。ギターは、基本的には調整だと思っています。色々試行錯誤し自分の音を作る。振動を音に変え空気を伝わる音の世界へどうぞ!
夏発売予定のニューアルバムは定番のサウンドを!!
余談ですが、フルコーラスとしては3曲ほど詞曲ができました。「初夏に全部の曲を一気にスタジオセッションしてライブ状態でお届け」したいと思います。それまで手直しなど色々!!日本には素晴らしい先輩アーティストが沢山いて、わたしはちょっと異質ですけれど☺️前作1975とは少し雰囲気を変え、涙ロックとかじ〜んと感じる曲をお送りしたいとおもいます。1日中聴いていても平気な感じのサウンド!