こんにちは小西寛子です。今日はアンプの話・・・LUXMAN CL-32 LUXKIT A3032 共通の話題です。このプリアンプシリーズでは、Phonoで片チャンネルがでないとかボリュームのガリ、リップルコンデンサの交換などトラブルシューティングなどはウェブサイトを探していれば結構出てきますので、私があえて紹介済むまでもないですが、「セレクターのガリ」についてはあまり紹介されていないので、今日はその話。
LUXMAN CLの話題の中に「ボリュームのガリ」がよくあります。でも、実はこの問題はボリュームだけじゃ無く、セレクターが原因のことも多々あります。セレクターもボリュームも構造が複雑で簡単にはリペアできないですが、今日はヒントだけ(*´∀`*)
内部写真は前回私がリペアしたときのを使うとして、このセレクターは写真の左上にあります。前面パネルからシャフトでつながっていますので、シャフト中間部分のジョイントをマイナスネジで緩めればセレクタ本体と分かれます。
半田はできるだけしっかり吸い取ってください。そうしないと組み込むとき苦労しますよ。しかし、熱で基板まで剥がさないように注意してくださいね。これを製作する時に、既に前任者が剥がしてしまった後がありますね(*´∀`*)
セレクタの裏側の半田を全て吸い取りながら本体、そして前面にあるアース(写真右上のナットと棒のような線)の半田もとります。
本体は複雑に見えますが、挟まっているだけなので、よく見ればバラバラに出来ます。但しパズルが苦手な方はやめた方が良いでしょう☺️
球もありますのでなくさないように注意してください。全て分解したら洗浄液につけてカーボンをワイヤブラシなどで落とすだけです。あと、端子を修正して正常に動くように組み上げます。
もう一度綺麗に組み上げて終わりです。真空管7025を挿して
・・・・どうです?セレクターのガリ取ったら、ボリュームのガリも無くなったでしょ?ビックリですよね??。こういうのは先入観をなくしながらメンテすると良いですね?
そうそう、このLUXKIT A3032メンテ次第(部品選び)でものすごく良い音するんですよ。弊社のレコーディングスタジオで聴くような素直な環境に仕上げてます。ちなみにこのスピーカー、自作ネット付けてますが中身はYAMAHA NS10-M Proです。ネットワークのコンデンサ等交換して非常に素直に鳴ります。これは又の機会に!!チャオ
小西寛子音楽も宜しく
1. 山手坂 (3:42) 2. こころの白い花 (3:36) 3. サンディロード (4:48) 4. 彼女のカブリオレ80S (3:28) 5. 未来のルーレット (4:22) 6. 赤いリボンの頃 (3:30) 7. 港のバラッド (4:47) 8. マイナーコードの恋 (4:16) 9. 23歳 (4:03) 10. 虹ヶ浜 (4:05) 11. サボテン (5:10)
●価格(11曲)税込2530円、品番DSQI-22001 Wolfgang LABEL JAN4573392730009